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お墓に関する知識

墓石契約7つの決め手

お墓について情報を集め、石材店をいくつかまわって見学してみたら、そろそろ
どの石材店と契約するか決めることになります。

この項では「どの石材店と、どんな内容で、契約するのか?」を決めるときに
参考になる決め手をご説明しましょう。

明確な価格表示をしているか

墓石はたくさん展示してあっても、価格が表示されていない石材店も少なくありません。

石材店のスタッフに「この墓石いくら?」と聞いて、すぐ「○○万円」と明確な値段が返ってくるなら、構わないのですが、大抵の価格表示がない石材店では、「○○万円からになります」等と曖昧な数値が返ってくるか、いきなり「お見積もりします」ともみ手をされるか、のどちらかです。

つまり、墓石自体の価格はあってなきの如し、「どれぐらい払ってくれそうか?」とお客様(あなた)を値踏みして、価格を決めるようなやり方をしているということになります。

このような石材店は、あなたが頑張って値切れば値引きをしてくれることも多いですが、その代わりおざなりな工事をしてくれることでしょう。最初に石材店選びのコツ1でお話したとおり、仕事に対する姿勢と工事の質は比例しているものです。

どんな石なのか?説明してくれるか

墓石の材料の石材も、現代では日本各地の石や世界各国から輸入した石が使われるようになっています。産地や種類によって、石材の品質にも大きな違いがあります。

この場合石の品質とは、吸水率や強度、硬さなどが墓石に適する性質かどうか、ということです。墓石に適さない性質の石でお墓を作ると、建てて数年でお墓がひび割れてしまったり、変色してしまうこともあります。

意外に思われるかもしれませんが、目の前の墓石の材料である石が「どこで産出された・どんな性質を持つ石か」ということを、詳しく説明してくれる石材店は少ないのです。
大切なお墓になる石のことですから、素性や性格のわかる石を使いたいですね。

見積書の内訳はわかりやすいか

形だけ「見積書」は出すが内訳が「工事一式」だけで結局よくわからない、という店も多いのが石材業界。いわゆる「ぼったくり」のような値段をつけても、あなたには判らないことになります。

そんな中、材料の代金がいくら、部品の代金がいくら、工事の人件費がいくら、と細かく書いた見積書を出してくれて、かつ「どうして、これは○○万円なの?」と尋ねれば説明してくれる石材店は信頼できると思っていいでしょう。

保証がついているか

最近は、墓石にも保証をつける石材店が増えてきました。しかし、その実態はお客様をバカにしているような保証も多いのです。

例えば、5年前にお墓を建てたAさん。
「建てた後もずっと保証します!私が責任持ちます!」と営業マンが言っていたので、5年経って墓石が欠けてしまった時、すぐに石材店に連絡しました。しかし、返ってきた答えは「うちには保証なんてありません。その営業マンは退職しました。」という冷たいものでした。
Aさんの場合、保証は営業マンとの口約束で、保証書を貰っていなかったため、保証を受けられませんでした。このように、いくら営業マンが「保証します」と言っても、証拠の保証書がなければ知らん振りされてしまいます。

また例えば、3年半前に建てたBさんのお墓は、石がグラグラしてきました。「3年保証」だったので、駄目で元々、石材店に連絡してみました。やはり、「1日でも3年を過ぎていれば保証できません」と言われてしまいました。

「墓石3年保証」というのは広告などでよく見かけますが、墓石は3年ぐらいで壊れるようでは意味がありませんね。あなたは、「お墓は石だからそうそう壊れるものではない」とお考えかもしれませんが、手抜き工事をしたお墓は4~7年目ぐらいに壊れることが多いのです。ですから、保証書がある場合でも、10年以上の長期保証がついているかどうか確認することが大切です。

契約書があるかどうか

いよいよ契約をするという時に、口先だけで契約書がない石材店もまだまだ多いです。なぜ契約書が必要なのか契約書にはどんな意味あるのか、お話しましょう。

契約書とは、契約の証拠として両当事者が交わす書類です。
墓石工事の契約の場合、石材店とあなたが、どのような内容で墓石工事の契約をしたのかということを証明する書類になります。
契約書のない石材店でお墓作りを注文してしまうと、契約の内容や、そもそも契約をしたという事実の証拠が無いので、当初の代金より高い金額を請求されたり、希望と違ったお墓を建てられたり、最悪の場合お金を払ったのに工事をしてもらえない、などといった問題が起こる可能性があります。

トラブル防止のために、墓石工事の契約書には、最低でも代金・納期・支払い条件が明記してあるか、確認しましょう。
形式的には「契約書」があってもこれらの記載が無い場合は、やはりトラブルになりやすいので、注意して下さい。

工事の様子を開示してくれるか

まず、当然のことながら、「石材店選びのコツ」と「墓石契約の決め手」で見てきたような、信頼できそうな石材店を選んでお墓を注文することです。それでも、「信頼できそう」は飽くまでも「信頼できそう」という予想であって、もしかしたら見掛け倒しかもしれません。結局のところ、手抜き工事をさせないために、一番有効なのは、「お客様の目」を付けてしまうことなのです。

しかし、「お客様の目を付ける」とは言っても、あなた自身が実際に工事現場に足を運ぶのは難しいでしょう。
ご家族が亡くなってからお墓を建てる場合は、お通夜・告別式・法要と忙しくとても工事を見に行くどころではありません。お墓を生前に建てる場合でも、墓石工事が行われるのは平日の昼間のことが多いですから、墓地まで出かけることができない場合がほとんどです。

そこで、お墓を注文する石材店に、墓石工事現場の写真を撮ってきて貰うのはいかがでしょうか。工事の重要なポイントで写真を撮ってきてもらい、後からそれを見せて貰うことにしておけば、どんな悪徳石材店でもそうそう手抜き工事はできません。

また、「墓石工事の現場写真を撮ってきて見せてほしい」とお願いしたときに、快く引き受ける石材店は、「お客様の目」を付けることを快く承知しているわけです。また、「墓石工事の現場写真を撮ってきて、お見せしましょう」と言っている石材店は、石材店自ら「お客様の目」で見てほしがっています。
このような石材店は、工事の品質に自信を持っている、信頼できる石材店の可能性が高いと言えるでしょう。

なお、お墓SOSでは、墓石工事の現場をデジタルカメラで撮影し、その日のうちにオンラインでご覧いただけるサービスも実施しております。(オンライン施工報告書サービス(無料)、実施石材店が限られています)

お墓の完成後もフォローしてくれるか

お墓が完成した後にも、引渡・開眼法要・納骨法要など、行事が目白押しです。また、お墓はあなたのご先祖様の家ですから、生きている家族のための家同様、完成した瞬間がメンテナンスの始まりでもあるのです。

ところが、墓石工事が完了して代金を支払ってしまうと、その後は無しのつぶてになる石材店もあります。信じられないことかもしれませんが、実際に完成後一切お客様のサポートをしない石材店もあるのです。

これからお墓を建てるあなたにとっては、お墓が完成した瞬間は、お墓との付き合いが始まる瞬間でもあるのです。完成後のサポート・フォローをしっかり書面で約束してくれる石材店を選んだほうがいいのは当然と言えるでしょう。

お墓の問題解決は・・・全てお任せください!私達がサポートします!